赤ちゃんと飛行機で気をつけたい3つのこと
赤ちゃんと飛行機に乗るとき、2歳未満は無料の抱っこ搭乗ができるが、それが必ずしも一番安全とは限らない。米連邦航空局(FAA)の基準をもとに、チャイルドシートやCARESハーネス、ベビーカーのゲートチェックまで、知っておきたいポイントを解説する。

空港の搭乗口で、抱っこ紐の赤ちゃんを連れた親子連れが搭乗を待っている——2歳未満の子どもは無料で「抱っこ搭乗」ができるため、これが一番シンプルな方法だと思われがちだ。しかし、赤ちゃんと飛行機に乗る際に見落とされがちな3つのポイントを整理する。
1. 「無料だから抱っこが一番」とは限らない
米連邦航空局(FAA)は、体重40ポンド(約18kg)になるまでは生まれたばかりの赤ちゃんでも認定チャイルドシートに座らせることを推奨しており、これは2歳からではなく誕生時からの基準だ。2歳未満の子どもを保護者の膝の上で無料搭乗させることは認められているものの、FAA自体は「膝の上より、専用の座席に固定したチャイルドシートの方が安全」と明言している。理由は乱気流だ。前触れなく発生することがあり、膝の上に抱っこされているだけの子どもを支えるものは何もない。
2. どのチャイルドシートでも機内に持ち込めるわけではない
機内で使えるチャイルドシートには「自動車および航空機での使用が認証されている」旨のラベルが付いている必要がある。かさばるコンバーチブルタイプを持ち込みたくない場合は、CARESハーネスという選択肢もある——体重約22〜44ポンド(約10〜20kg)、身長40インチ(約102cm)以下の子ども向けにFAAが承認した唯一のハーネス型補助装置で、既存のシートベルトと組み合わせて使い、文庫本サイズにたためる。一方で、ブースターシートはFAA承認の対象外だ。多くの座席には腰ベルトしかなく、背もたれのないブースターに必要な腰・肩ベルトの組み合わせがないためだ。普段ブースターを使っている子どもは、体重約18kgを超えたあたりから航空機備え付けの腰ベルトをそのまま使うことになる。
3. ベビーカーは預けるタイミングを見誤りやすい
多くの航空会社では、ベビーカーは搭乗口まで手で押していき、そこで無料のゲートチェック(搭乗口預け)にできる。到着後はボーディングブリッジで受け取れることが多いが、路線によっては手荷物受取所で受け取るケースもあるため、搭乗口係員に確認しておくと安心だ。機内で使わないチャイルドシートも同様にゲートチェックできるが、専用カバーが付いていない場合はハードシェルの収納バッグがあると、預け荷物として扱われる際の傷みを防げる。
実際に役立つ準備
- 2歳未満の子どもの分も座席を購入するのが、チャイルドシートやCARESハーネスを確実に使える唯一の方法だ——座席を確保していないと、満席の便では固定する場所自体がない。
- 出発当日ではなく事前に、手持ちのチャイルドシートに航空機使用の認証ラベルがあるか確認しておく。
- ベビーカーやチャイルドシートのゲートチェック対応は航空会社ごとに異なるため、利用する航空会社に直接確認する。
- 大きめのベビーカーやコンバーチブルシートを使う予定でも、荷物の遅延に備えて軽量な折りたたみベビーカーやCARESハーネスを予備として持っておくと安心。
抱っこでの搭乗が禁止されているわけではなく、多くの家庭が実際にそうしている。ただ、余裕があれば座席を確保してチャイルドシートやCARESハーネスを使うことで、当日考えることがひとつ減る——それだけの話だと考えると、少し気が楽になるはずだ。
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